患者さんの思考のページの“⑤行くことができる医療機関を考える”の行程で、
思い出してもらうことが、患者さんに来てもらうためには最も重要です。
何しろ、どこかの医療機関に行こうと思っている有望な見込み患者ですから絶対に逃したくありません。
では、どうしたら良いのでしょう。
思い出してもらうためには、事前に患者さんに先生の医院の情報が入っている必要があります。
・近所で前を通る。
・近所のお友達が話していた。
・家族が通っていた。
・駅で看板を見かけた。
・回覧版や地域の地図で、医院の広告を見かけた。
・電柱に広告があった。
・大きな看板を見かけた。
・前の花壇が有名。
・ライトアップがきれいで有名。
・毎朝、掃除をしているのを見かけていた。
・地域の運動会で活躍していた。
・地域の寄り合いに差し入れをしてくれた。
・以前、健康教室の案内がポストに入っていた。
初めは、なんだって良いのです。
悪い評判では困りますが、医院の存在以上の情報であれば、とにかく選択肢にはあげてもらえます。
もちろん、かかりつけ医ということになれば、他院を思い出そうとすることなく、自院に来てくれます。
調べるのが面倒な多くの人は、この行程で出てきた選択肢を、立地や診療時間を中心とした情報で比較して、行く医院を決定してしまいます。
ですから、思い出してもらうきっかけは良い内容であればあるほど良いのですが、良い評判というのは来院後に生じるケースがほとんどです。
ですから、まずは、思い出してもらう、知ってもらうために、さまざまな施策が必要になるわけです。
次に重要なのは、“⑥行くことができる医療機関を調べる。”の行程で見つけてもらうことです。
考えただけでは決めきれない、つまり、かかりつけ医がいない人や、その人にとって魅力的な医療機関がない人ですから、これもまた逃したくない患者さんです。
現代ならインターネット、一昔前ならタウンページ(職業別電話帳)でしょう。
このインターネットは携帯サイトも含んでの話です。
インターネットと言っても、患者さんは先生の医院を思い出せなかった人ですから、先生の医院のホームページのアドレスを打ち込んだり、先生の医院の名前で検索したりはしてくれません。
自分の住む地域名と診療科目で、yahooやgoogleといった検索サイトで検索をして探すのです。
ちなみに、タウンページは、この方式と全く同じ方式なのです。
自分の地域のタウンページで職業ごとにまとめられているわけですから。
例えば、私も面倒くさがり屋です。
風邪をひいて、会社帰りに医療機関に行こうと思えば、会社の近くで医療機関をさがします。
つまり、『上京区 内科』で検索するのです。
ですから、ホームページがなければ論外ですが、こうした『地域+診療科目』で1ページ目、できれば1画面目に自院が入ってこなければ、せっかくホームページを持っていたとしても見つけてもらえないのです。
もちろん、考えただけでは決めきれずに、選択肢の中から選ぶための情報収集としてインターネットを利用するケースも多々あります。
ですから上記検索にかからなければ無意味ということではありません。また、中身が充実していることももちろん必要です。
しかし、何より重要なのは、いわゆるSEO対策(検索サイト対策)、『地域+診療科目』で検索上位表示することになります。
そのために有効なのが、リスティング広告と呼ばれるものです。
リスティング広告については、オーバーチュア(Overture)/アドワーズ(AdWords)のホームページをご紹介しておきます。
医療機関では未だなお、かなりの低価格で上位表示を実現することが可能です。
詳細については、お問い合わせいただければご説明・代行も可能です。
また、ホームページをお持ちでない先生には、jimdoというホームページ作成サービスをご紹介しておきます。