先日のニュースで、成果主義が崩壊うんぬんということが取り上げられていました。
かく言う私も、若き折、某焼肉チェーン店の成果主義賃金制度を依頼があって構築、翌年BSE問題で制度破たんという経験を持っております。
個人的には、ニンジンで馬を走らせるのは嫌いです。
馬との信頼関係によって走ってもらいたいです。
お金が不要だとは言いません。
しかし、賃金欲求よりも、承認欲求のほうが人間は強いのではないかと思います。
賃金の高さは評価の表れです。
ですから、高い賃金が支給されることは、承認の結果です。
しかし、その工程が問題です。
評価制度の目的は評価をすることです。
しかし、評価制度が賃金を決定することを目的としたときに、その意味合いが変わってしまうのです。
賃金が決まればそれで良いのではなく、その人が行ってきた業務を承認し、結果を評価し、良かったことで今後に活かすこと、悪かったことで改善すること、今後どうしていくかを話すこと、それらが重要なはずです。
成果主義賃金制度自体に問題があるのではなく、評価を賃金に直結させようということで生じた、評価の仕方の変化に問題があると思うのは、私だけでしょうか?
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