『あなたが私(院長先生)だったら、どんな人に働いて欲しいですか?』
これからご紹介していく考える題材の基本にあるものは、軸の変化です。
私ではなく患者さん、私ではなく先生。
今ではなく未来、今ではなく過去。
医院ではなくレストラン、医院ではなく美容院。
などなど…。
軸の変化をさせることで、見方が変わります。
あるいは、見ようとします。
今回あげた質問は、新しい人を募集するタイミングなら、自然に聞ける質問です。
この質問をすることによって、スタッフは今まで考えもしなかった、理想のスタッフ像というものを描くことになります。
そして、その理想のスタッフ像と自分をやむを得ず比較することになります。
全員がこの質問でガラリと態度を一変させるわけではありません。
こうしたことを繰り返していくうちに、少しずつ、経営者とできるだけ近い目線に変わっていってもらうことが目的です。
ミーティング形式であれば、
意識的には?容姿的には?性格的には?それらを表す具体的な行動例は?
といった形で、できるだけたくさんの答えを導き出します。
『わがままな人は嫌!』というわがままなコメントを、完全に自分のことは棚に上げて言うスタッフもいるでしょう。
できれば、『わがままでない人が良い』という少しでもプラスの表現が欲しいところですが、初めはそれで良いのです。
自分で気づかなければ、絶対に変わりません。
気づく機会をできるだけ多く作ることが、意識を、行動を変える唯一の意識改革の手段です。
コメントをお書きください