この解雇は正当ですか?
上記のテーマで、先日ブログを書きました。
解雇に関わらず、大丈夫か?という質問は大変多いです。
しかし、実は、そうした質問の多くは、答えが司法判断でしかはっきりしないものです。
両者の言い分があるでしょう。
細かな言葉のやりとりもあるでしょう。
ただでさえ、相談になるような微妙な話ですから、シロ・クロとはっきり出ないわけです。
そこで重要になるのは、『第三者が見てどう思うのか?』というところです。
そもそも、裁判に訴えるまで大きな問題になるかは、相手や相手の家族・友人がどう思うかというところによります。
また裁判になったとしても、判断基準は、法律でシロ・クロ出ない部分については、裁判官も過去の判例に比してどうか、社会通念上どうかというところになってきます。
例えば、減給ひとつにしても、
『いきなり通知して下げる理由を並びたてた』のと、『再三再四、改善事項を通知して、それでも改善しないので減額した』のとでは、全く違う印象になります。
セクハラ・パワハラなどは、そもそも同じ行動でも、行動側・受け手側の性格やとらえ方で、全く違う結論になります。
そして、最終的には、経営者側に戦って完全に正当性を主張する意思があるのか、正当性は主張しても条件面で労働者側に歩み寄る意思があるのかというところがポイントになります。
真っ黒な違法は問題外として、自分たちとしては正当な行為を行うつもりだが、法的にどうかという疑問が生じた場合は、まず、相手の家族の立場、相手の友人の立場になって、どう思うかというところを考えてみてください。
そこにきっちりと説明ができる状況であれば、大きなトラブルにはつながらないはずです。
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