私のブログでは、いろんなテクニック的な情報も提供しています。
経営者を守るためのテクニックです。
それらは労務管理の手法であり、法的に問題が生じないように、ルール作りの情報を提供しているわけです。
しかし…。
これらは、あくまでもごく一部の、権利主張の強い社員さんに対しての予防策です。
とても大切なことで、絶対やっておかなければなりませんが、こうした手法が前面に押し出されてしまうと、逆に社員からの信頼がなくなったり、残業が増えたりします。
労使トラブルを起こさない。
本当の対策は、『労使関係を良くすること』です。
社員満足(ES)を上げ、社員から信頼を得ることです。
そのためには、労使トラブルで悩んでいる会社の多くは、経営者が変わらなくてはいけません。
いわゆる“労・使”という関係ではなく、“仲間・パートナー”として捉えて、そのリーダーとして慕われるようにならなくてはいけません。
そうなると、多くの言動に修正が必要になりませんか?
社長だけが許されていることはありませんか?
特別扱いが多過ぎではありませんか?
良くも悪くも中小企業は経営者次第。
ここがしっかりしてこそ、万が一のための、労務管理のテクニックが、社員にとっても同様のリスク回避策だという理解を得られるのです。
社員インタビューで集めた社長の問題点。
全部改善したとしたら、しようと努力したとしたら…。
きっと、変わろうとしたことに気づき、社員も変わってくれるはずです。
社員を変えようと思っても変わりません。
だって他人ですから…。
社長自身を変えることはできます。
社長はあなたですから…。
そんな社長を見た社員が、自分で変わろうと思った時、社員が変わる瞬間はそこにしかありません。
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