組織に属するものは、組織における共通目標に向かうべきである。
当たり前のことだったりします。
そうでなければ、組織にとって、その従業員はブレーキにしかならないわけです。
意見というのは、その組織の目標達成のための手段等を提案することです。
不満というのは、個人のわがままです。
従業員に自由に発言を求めると、これらが混ざってしまいます。
また、同じことを言っていたとしても、その発言の仕方によって、意見にもなるし不満にもなります。
このあたりは、自由に発言を求める場合に、基礎的な知識としてしっかり説明しておく必要があるわけです。
また、自由とわがままというのも混ざりがちです。
もちろん、従業員は自由であるべきです。
変な抑圧をかけるようなことが組織内であってはなりません。
ただし、あくまでも組織です。
個人のわがままが通るのはおかしいわけです。
そこの違いですが、一番の違いはやるべきことをやっているのか、その自由を実現するための手順に誤りがないのかというところだと思います。
自分がやるべきことをしっかりとやらずに自分勝手にやりたいことをやろうとするのは単なるわがままです。
しかし、やるべきことをやった上で、組織の目標達成に資する、新しい自分のやりたいことにチャレンジしていくことを妨げる理由はありません。
『自由な組織』というのは理想的な組織です。
しかし、その前提にある義務と権利を忘れてしまったとき、それは単なる『無法地帯』になりかねないのです。
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